yosariの陸です。
まず、この場を借りて。
半年間ほど、長い方で1年間ほど連絡が途絶えてしまい多方面に本当に迷惑をかけました。そのことがずっと申し訳なく、謝りたい、謝らなきゃと思う毎日でした。
長い間、「yosari」のメディアをはじめ僕個人の活動も含めて更新が途絶え、いただいていた依頼にも十分に対応できず、たくさんの方々にご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。
本当に、ごめんなさい。
振り返ると、去年の3月。
yosariの活動も広くなっていった中で1人のメンバーが卒業し、自分の中で「yosariってどういう集団なんだろう」「自分に何ができるんだろう」「何のために活動しているんだろう」ということを考える機会が増えていきました。
そして、今更何を言っても言い訳にしかなりませんが、その中で自分の仕事・プライベート・趣味のバランスがうまく取れなくなってしまい、トラブルも重なり、結果としてこの数ヶ月〜1年間の間は誰とも連絡が取れない状況になっていました。
スマホを開くのが怖いというか、誰かから連絡が来ることが怖くなってしまったり、どうしても眠れない夜が続いたり、自分が自分でなくなってしまう感覚というか…うまく言葉で説明できなくて申し訳ないですが、ずっと張り詰めていた糸が切れてしまったように何もできない状態になってしまっていました。
yosariで一緒に活動していたメンバーにも何も告げず連絡できなくなってしまい、自分が請け負っていたホームページの更新や全体的な仕事の管理が難しくなり、結果としてメンバーにもお世話になったたくさんの人たちにも大きな迷惑をかけてしまいました。
元はと言えば「yosari」としての活動自体は自分が個人的に始めたことでしたが、そこに仲間が徐々に集まって、やりたいことやできることが増えていって、やっとこれからだっていうときに自分が崩れてしまって。本当に情けないしどうしようもない人間だなあと…
その点に関してはたくさんの方々に心配と迷惑をかけてしまい、改めて、本当にすみませんでした。
ただ、今日まで時間を置いて自分と向き合った結果として、「yosari」や僕のよさこいに関する活動をまた始めていきたいと思っています。
これまで、誰とも連絡を取らなくなって、よさこいからも離れて、これからは世の中に名前も出さず顔も出さず1人で生きていこうかと何度も思いました。というよりも、生きるということをやめたい、やめてしまおうとすら思いました。
ただ、そういった中で心を整えるために好きなものを食べたり好きな映画を見たり好きなことをしようとしても、どれだけ前を向こうとしても、何をしても心が一切晴れませんでした。
こんなことを言うと情けないですが、やっぱりよさこいが好きだった。
本当なら踊り侍の後輩へ練習を教えにいく決まりもあったのですが、それにも行けず。このことは本当にごめんなさい…でも、2019年の早稲田祭に足を運んでいる自分がいました。
yosariのメンバーも困っているときに何やってるんだ、ということは間違いないですが、これを見届けなければ生きてる意味がないとすら思って大の大人がぐしゃぐしゃに泣きながら大学へ向かいました。
そこで見た後輩たちの精一杯生きる姿が、お祭りの景色が、熱量が、言葉にできない感情が、ずっと忘れられなくて。きっとこれからもずっと忘れない、本当にものすごく救われました。
思えば、大学にいたときもそうでした。
人の目がどうしても気になって学校に通えず、誰にも言えなくて、未来が真っ暗で。何度も何度も死んでしまおう死んでしまいたいと思った。本当に何回死のうと思った人生なのか、そこから踏み込む勇気すらない。
でもその中で僕を救ってくれたのも、よさこいでした。
「1人じゃ見れない景色でも、あなたとならば見に行ける。」
先輩が教えてくれた、僕が大好きな踊り侍の口上です。
1人じゃ何もできやしない、でもよさこいを通じて繋がった人たちや仲間がいるからできることがある。見に行ける景色がある。叶えられる夢がある。今まで生きていく中で気づけなかった、自分らしさがある。
つらいときに弱音を吐いたり、楽しいときに一緒に笑い合ったり、泣きたいときに泣いていいんだよって寄り添ってくれたり。
僕にとっての「よさこい」は、人生を通じて唯一と言っていいほど、自分が自分らしくいられる居場所でした。
だから、それはこれからも。
自分が連絡を取れなくなってしまった期間にも、たくさんの方々がメッセージを送ってくれたり「待ってるよ」と言ってくれて、そのことに何度も何度も救われました。連絡をしたら「おかえり」と言ってくれた人がたくさんいてくれて。
「よさこいで人と人を繋ぐ」と銘打って活動していく中で、一番人と繋がっていたのは僕自身だったことに初めて気がつきました。大切な人との繋がりが周りにたくさん増えていました。
そんな繋がりをもっと大切にしなきゃ、これからも大切にしていきたいと思って、リスタートのために踏み出しました。
ただ、正直。そう簡単に済ませていい話ではないとも思います。
改めて僕が活動を始めることに良い思いをしない人も間違いなくいると思いますし、これまで音沙汰がなかったくせにいきなり出てきて何をと思う人も必ずいると思います。yosariにおいても、僕のせいで去ってしまったメンバーに顔向けできない思いもあります。
僕自身についても、一度こういうことがあるとそういう人間だと見られてしまうかもしれないし、実際、まだ弱音を吐いたり人に頼ったりすることにも苦手意識がたくさんあります。
でも、少しずつ変わっていきたいんです。こんな自分を変えたい。ずっと前から。
まだ不安なことばかりだしyosariがどうなっていくかは定まっていないところもありますが、自分のために、そしてこんな僕と繋がり優しく接してくれる人たちのために、少しずつできることからやっていきたいと思います。少しずつ歩き始めたいと思います。
それこそ、「yosari」や「よさこい」が誰かにとって自分らしくいられるような、自分らしさに触れるきっかけを与えてくれるような居場所であり続けるように。僕自身もまた、自分らしさを見失わないように。
そして、いつか誰かが落ち込んだときや悩んでいるときに「大丈夫だよ」って手を添えられるよう、寄り添える人間になれるように。成長していきたいと思います。
コロナウイルスの影響が大きい中で、よさこい業界でも様々な動きがあり、日々自分やyosariにも何かできることがないかと考えています。
今すぐに何か具体的なことができるわけではないかもしれませんが、もちろん自分たちがやりたいことも純粋に大切にしながら、よさこい人やお祭り、学生のためにできることを少しずつ考えyosariとしても個人としても取り組んでいきたいと思います。
なんというか、気軽に連絡しにくい状態かもしれませんが、これからも僕やyosariにはいつでも気軽にご連絡ください。
メディアとして取り組めることやインターネットを通じてできることは必ずあると思っていますし、若者らしくちょっとでも周りにいる人たちに元気や勇気を届けられたらと思います。
改めて、これまでたくさん時間がかかってしまい本当にすみませんでした。もうこんなことは二度とせず、目の前のことから逃げずにしっかりと向き合っていきます。
こんな僕ですが、yosariも合わせてこれからも何卒よろしくお願いします。
yosari 坂本陸